通関業者で実際に税関に対する手続を代理・代行している者が「通関士」なのです。
ここ数年通関士試験の受験者数は、増え続けています。
受験者の中には、通関士になることを目的としている人のほかに、通関業に直接かかわっていない人がかなり含まれているようです。
また、受験者の層も、仕事を持っている人たちのほかに主婦や学生などの割合も増えてきています。
もともと日本は、天然資源に恵まれているわけではありませんので、その多くが原料を輸入し、加工した商品を輸出するという形で経済を発展させてきました。
このように輸出入の売買を行っている場合、国内における売買と決定的に違うのは、貿易には税関による輸出入の許可が必要であるということです。
そして、この国際物流を支えているのがまさに「通関士」です。
「通関士」は、財務省認定の国家資格で、大変大きな責任と権限を持っている、貿易業のプロといえます。
日本の産業を支えている貿易取引に伴う膨大な手続きを行う通関士なしには、日本の国際物流は成り立たないといっても過言ではないでしょう。
これほど重要な仕事である通関士ですが、税理士や弁護士などのように独立開業できるわけではありません。
通関士になるためには、国家試験に合格しなければなりませんが、資格取得後、まず、通関業を行う会社に所属しなければなりません。
そして、さらに通関業務に従事したのち、税関長から「通関士としての確認」を受けて初めて通関士を名乗れるのです。
このことは、通関業法という法律の中で定められています。
つまり、個人では、通関士としての確認を受けれことはできませんし、通関業者に所属していたとしても通関業務でない部署に所属していたら、通関士として確認を受けることはできないのです。
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